2015/02/22

3月以降に向けての共有事項

 
 
 所属アンサンブルでの練習時に伝達する内容メモ。
今さらなことばかりですが、本番前に確認の意味を込めて。

1.曲は規則的に進む

 
 ともあれ一旦始まったら、曲は一定のテンポを刻みながら規則的に進みます。特別な事情がない限り中断はしません。指揮者があきらめずに振り続けている限りは、弾き手もあきらめることなく弾き続ける、もしくは落ちても復帰するよう心掛けてください。短い単位でブツブツ演奏が途切れてしまうと、練習時の集中力も途切れてしまいます。
特に各トップは、絶対に最後まで弾き続けてください。ただの一人でも音が続いている限り、練習は前に進みます。
 

2.曲は弾き手が進める

 
 指揮につけるという発想は大事ですが、最初から最後まで指揮につける必要はありません。余白から最初の1拍目でテンポは決まるのですから、その後曲を進めるのは弾き手であって、指揮者ではありません。
 ひとたび曲が始まってしまえば、指揮者の役割はせいぜいテンポ指示と強弱ほかの音楽表現くらいのもんです。指揮者の描く基本図形が無意味とまでは言いませんが、ある意味空間で手を動かして遊んでる程度のものであり、極論すればデタラメです。正しい拍(ビート)は実際に音を出している弾き手の側にありますので、指揮者の一挙手一投足につけることにさほど意味はありません。
  もちろん遅れたり走ったりした際の交通整理は指揮者の役割ですが、まずは遅れない・走らない演奏を意識しておくことが大前提です。誰かが進めてくれるだろう、誰かが作った流れに乗っかっておけばいいだろう、ではなく、弾き手の一人一人が主体性をもって、全員一緒になって演奏を前に進めるのだという意識を持ってください。
 
 アンサンブルは、お神輿のようなものです。ぶら下がる人がひとりでもいると、担いでいる人に負担がかかってしまいます。指揮者ひとりで担ぐわけではありませんし、トップだけが担ぐわけでもありません。全員が担ぎ手となって進めていきましょう。
 

3.自己修正する意識

 
 「まわりとズレてる」「合ってない」「何かおかしい」と感じたら、そのまま弾き続けてもアンサンブルを壊してしまうだけです。
 こういった場合に限っては、状況整理のために一旦弾くのをやめてから弾き直す勇気を持ってもかまいません。とはいえ、状況把握にかける時間は極力短めにしてください。誰か一人がズレたがためにその都度練習を中断していては、どれだけ時間があっても足りません。自己修正する必要性を強く意識しておいてください。
 そのためには、自分のパートが曲全体の中で何をしているのか知っておく必要があります。これまでにも幾度となく言ってきたことですが、
 
 ①曲を覚える
 ②自分のパートを覚える
 
ただこの2つだけです。頭の中に曲全体のイメージを持ち、そこで自分が何をしているかさえわかっていれば、アンサンブルの輪からズレたまま弾き続けることはなくなります。
 
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5/10の本番まで2か月。間に合わせるためにいろいろ頑張っていきます。

 

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